引っ越ししたリファレンスノート

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名曲〈名月赤坂マンション〉が生まれた背景

名月赤坂マンション〉は大瀧師匠のアルバム〈ナイアガラカレンダー---1977年〉に収められています。
個人的には大瀧作品中ベストスリーにはいるお気に入りなんです。
以下、この曲の背景について取りまとめてみました。


大瀧社長が経営するナイアガラエンタープライズは業績不振によって廃業に追い込まれます。そのようすを歌ったのがこの〈名月赤坂マンション〉です。

なにゆえか、とある局で放送禁止になったそうです。
歌詞カードの最後に〈この唄に登場する人物・団体その他の名称は架空のものではなく実在します--筆者註〉とあり、大瀧社長の無念が伺えます。
翌年(1978年)狂気のアルバム〈レッツ・オンド・アゲイン〉で第一期ナイアガラミュージックは終焉を迎えます。
後年氏は「あれで終わっていればカルトの偉人として名を残せたかもしれない。そこが俺の中途半端なところだ。あんなの(ア・ロング・バケーションのこと)出して普通の人になっちゃったんだから。」と語っています。
http://www.mediafire.com/listen/p2jg4nvcuogu06b/12-09_名月赤坂マンション.mp3