引っ越ししたリファレンスノート

20%しかいない人たちのためのブログ

トリニティデスクトップをデフォルトにしている最後のOS、Exe GNU/Linuxには、独特な風味があった

世界でトリニティデスクトップ(TDE)をデフォルトにしているのは、Q4OSとExe GNU/Linux(以後EXeと略します)とされています。

しかしTDEに光を当てたQ4OSも、現在はプラズマに軸足を移していて、いずれTDEを捨てる可能性があります。

てことで、もしかすると地上最後のTDE専用LinuxになるかもしれないExeを調べてみることにしました。

 

f:id:qrude:20211117054257p:plain

Exe GNU/Linux は、Debian ベースのデスクトップ Linux ディストリビューションです。主な目的は、若干テーマを変えた Trinity デスクトップ環境 (KDE 3 のフォーク) と、いくつかの便利なスクリプトやユーティリティを同梱した Debian ディストリビューションを提供することです。代替デスクトップとして LXDE を提供しています。デスクトップ環境の更新には、公式の Debian リポジトリと Trinity ミラーを使用しています。2017年後半に、このディストリビューションはDevuanをベースに再構築され、公式のDevuanリポジトリを使用しています。

DistoroWatch.comの十両格とはいえ100番台後半、デスクトップ用途では相当下位にあります。ベースのディストリビューションはDevuanですよ。

Devuanといえば、反systemd 。

時代に棹さしたTrinityとDevuanを採用したExeに興味がわきました。まるでトランピニストのようではありませんか。

f:id:qrude:20211117061553p:plain

Exeのデスクトップ画面。TDEデフォのアイコン表示を取り除いています。

最初にVentoyのライブUSBで試したのですが、切れ味抜群という印象でした。ちょっと十両下位に置いておくにはもったいない性能です。独特の風味が感じられる作りなので、インストしてみました。(最近は、特徴があるOSしかインストしなくなりました)インストローラーは今流行りのCalamaresではありませんでしたが、”適当に”やったらできました。それほど難しいものではありません。(残念ながら記録なし)

まともに動かすには山あり谷ありで、MXのように親切ではありません。

麻雀牌だらけなので、日本語フォントを早急に導入します。

f:id:qrude:20211117054451p:plain

この調子じゃ、端末も麻雀牌だらけで使えないだろうね。無理やり使ったら悲劇を招くので日本語フォントを入れましょう。

① 日本語フォント導入法

f:id:qrude:20211118033315p:plain

利用するUSBをマウントする。 /media

f:id:qrude:20211118033906p:plain

USBの中にある”お気に入りフォント詰め合わせセット”をフォルダごと ./.local/shareにコピーする。

フォントの置き場は、Arch Wiki推奨。ほとんどのディストリビューションで通用します。

”お気に入りフォント詰め合わせセット”は、自分で作っておくようにね。

② 日本語入力をセットする

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install --install-recommends fcitx fcitx-mozc
$ sudo apt install im-config
im-configでfcitxにセットする。

 

メニューやアプリなどは容易に日本語にならないので、諦めて”適当に”操作するといいです。

日本語にこだわって根を詰めると長生きできないので、”適当に”やってください。

その他、概要の解説はこの方の記事を参照に。

lovely910.com

次回、Exeに収納されているアプリは、本音を言うと使いにくいのばっかりなんですが、少しは役に立てそうなものを紹介します。